台風26号が今通過中!

台風が来ると気圧の変動で、体調を崩す人が多く見られる。喘息の発作が出たり、リウマチの方は、関節痛がでて来たり、高血圧症の方は血圧が変動したりする。

健康のために日常のメンテナンスは大切であるが、天変地異には、勝てない。日頃からの備えが、安全を担保してくれる!

今年は、真夏日も長く、しかも台風が多い。気温の変化で体調を崩しやすい。風邪に注意して頂きたい。冬も寒くなりそうで、これからの体調管理が大切だ!十分注意して頂きたい。

 

2013.10.16 旧ブログにて投稿

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二度なしの病気はなくなった!

昔は、麻疹等一度罹れば、終生免疫がついて、二度とは罹らないと思われていたが、最近では、二度や三度罹る人が出てきたようで、免疫力の全体的な低下を思わせる方が増えている。

親しくしている方が胸が痛いというので診ると帯状疱疹になっていた。帯状疱疹ウイルスは神経細胞に親和性が高いので、出ている部位の基の肋間神経支配領域に激痛があり、痛くて身体を着けて眠れないという。抗ウイルス薬と漢方薬を一週間出して様子を見ることにした。痛みも痛みだが、抗ウイルス薬の高額なのにビックリしたと伝えてきた!保険がなければ1週間で18,000円位掛かるんですネとの事。それ以上長く出す薬ではないので、漢方薬で激痛を取るように工夫してみた。

国民皆保険制度は、国民にとって有り難い制度だとつくづく思う。

 

2013.4.19 旧ブログにて投稿

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八王子の山はスギ花粉で一杯

木曜日は春を思わせる位の暖かな陽気であった。昨日は暖かくて、風が強かった。今日は朝から花粉症の患者さんが沢山見えた。今年は1月中旬から杉花粉症の方は先人を切って来院されたが、其のあとは微増で、先週当たりから、上昇気流に乗ってきた。八王子の丘陵の常緑樹は赤茶色になり、杉の存在がはっきりと見て取れる。髙尾から見える患者さんの家のベランダには黄色い花粉が溜まっていて、布団などは外に干せないと嘆いていた!漢方では、花粉症の時に出る独特の腹症があるので、お腹を診ると花粉症か否かが分かる。一番難しいのは風邪との鑑別だが、脈や症状から鑑別出来る。一番やらなければならないことは体質改善だが、中々時期が過ぎると熱心にはやっていただけないのが、残念だ!

 

2013.3.2 旧ブログにて投稿

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インフルエンザAが最盛期と報道!

厚生労働省でインフルエンザA がピークになっていると報道された。漢方専門で遣っていると、風邪に掛かる人も余り無く、久しぶりの人が初診で発熱、悪寒、頭痛、節々の痛みを訴えて来院。検査するとインフルエンザAが陽性と出る。今も花粉症が出始めたので、来ようと思っていたら、昨日から悪寒、発熱、頭痛、節々の痛みで、取り敢えず手元にあった小青竜湯を飲んだら汗が出たが、思ったほど症状が取れず、朝38度の熱があったという。診察すると正しく薬を選ぶことが出来なかったため、病気の形が崩れて、本来なら初期症状のままであるべきが、亜急性期の様な腹診になっていた。この時期になると最低でも5日間は安静にして、養生をしなければならない。リレンザ、タミフルは時期を逸しているし、麻黄湯、大青竜湯も時期を逸してしまった。初期症状は3日間は続くので、その間なら1日位で治ってしまう。いじりまわさないで、直ぐ来て頂きたい!風邪は万病のもとというではないか!注意が肝心だ。

 

2013.2.2 旧ブログにて投稿

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インフルエンザAが流行始めた模様!

寒さと乾燥で、多摩の学校で学級閉鎖が行われていると患者さんよりの情報。普段から漢方治療を受けている方は,殆ど風邪を引かない!という。漢方薬は免疫力増強に役立っている。手術したが取り切れず、ステージ4と言われ、残り余命が10ヶ月と言われて見えた患者さんもあれから2年、風邪も引かず、元気に過ごしている。生薬による煎じ治療が出来なくなると余命通りになってしまうのではないかと心配だ。難病の患者さんは声にも力がないので、治った治ったと宣伝もしてくれない!声が伝わらないと,国は必要無いのだと思ってしまう。声を精一杯上げて頂きたい! 日本の伝統医学漢方擁護のために!

 

2013.1.28 旧ブログにて投稿

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寒くなって来ると出る涙目!

昨年末に、妹が涙が出て止まらないと言ってきた。年を取ってくると、こういう症状が出やすいので加齢現象だなと思った。「加齢現象で全てが終わったら、医者はいらない!」と言われそうである。漢方治療では、このような状態を治す薬が知られている。寒さで涙嚢炎を起こすこともあるのだろう。冬に多いように思う。眼科の先生に教えて頂かねばならない。漢方にも流派があって考え方が少し異なっている。陰陽五行説では、眼と肝に相関があり、止涙補肝湯が涙嚢炎に聞くとされている。橘窓書影という本に流涙止まざるものを治すとされており、今回はこの処方を使い3週間で完全に治ったという。この処方を何人か使っているが、著効例が多い。アレルギー性結膜炎、緑内障、白内障、黄斑変性症等の眼科の患者さんが見えている。眼科は奥が深いので、益々腕を磨かないとと思っている。

 

2013.1.18 旧ブログにて投稿

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煎じ薬の健康保険調剤ができなくなる日!

数年前より、漢方エキス製剤製造メーカーが、漢方エキス製造が不採算になったため、部門を他の会社に譲渡したり、不採算製品の出荷制限や停止を行なっていると聞く。更に追い打ちを掛ける様に漢方生薬原料が高騰し、必要な生薬が健康保険薬価では、納入できなくなり、全体的に赤字になりつつあり、保険調剤薬局を辞めた所まで出てきているという。早晩この傾向が続くと健康保険による生薬治療が出来なくなる恐れが大である。がん、パーキンソン病、脊髄空洞症、小脳変性症等、難病の神経疾患、SLE、強皮症などの膠原病、重症アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬症の難治性皮膚病、統合失調症やうつ病と言った精神疾患等の多くの患者さんが、生薬治療で治癒したり改善したりしている。この治療法が無くなることは、日本の医療にとって大きなダメージとなる。国策として、生薬治療を守って頂きたい!!

 

2013.1.15 旧ブログにて投稿

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ノロウイルスがはやり始めました。

嘔吐単独、下痢単独、または、嘔吐下痢という症状が多いようです。診察すると、喉が渇くという症状があり、腹診では、浸水音が多くなっています。脈は浮ということもありますが、沈という事もあります。1-3日位の症状が多いので、余り心配していませんが、漢方では、五苓散がよく効きます。腹痛などの症状がある時は、余り効きません。

 

2012.11.30 旧ブログにて投稿

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赤面疱瘡?

今、「大奥」と言うドラマで、赤面疱瘡という流行病がフィクションとして設定されており、女子に罹らず、男子に感染すると死んでしまうという恐ろしい病気である。三代将軍家光公が病が重く、恐らく今の診断名では、痘瘡(天然痘・疱瘡と同義語)ではないかと言われている。死亡率40%に及んだ。江戸時代では、男子の人口に比べ、女子が少なかった。ここドラマでは、逆に設定している。山田光胤先生著の「春日局を叱りつけた岡本玄冶」から当時の状況がわかるので、一部引用してみる。「家光公の病気が進んで結痂期に至った時、侍医団は酒浴の治法を行おうとした。(酒浴とは酒を加えた温湯に浴する、一種の温浴療法であった。)この時将軍の乳母、春日局が進み出て侍医団に対し、「皆様は将軍様に酒浴の法をなさろうとおいでのようですが、一体全体酒浴の法等ということが既に唐土で行われているのですか?私共は一度も聞いたことがありません。唐土に無い方法を、恐れ多くも将軍様に施して、万一のことでもあれば如何なさるおつもりか!」と鋭く詰め寄った。その勢いに押されて居並ぶ医者達は皆一言もなく下を向いてしまった。唯一人の医者を除いて。この一人が誰あろう岡本玄冶その人であった。そして誰一人として春日に応える者のないのを見て取ると、泰然として静かに語り始めた。「漢土にないものでも、我国に存するものはいくらでもあります。唯に酒浴の法は現今では余り行われませんが、古はしばしば行われた良法であります。彼の地にないからといって、事実の良法を捨て去るということもありますまい。ましてや、実はこの方法は唐土の医書にも明らかに記載があります。これを知らないのは、あなた様がご存じないだけのことです。」といって懐中より一書を出して示した。当時大奥随一の実力者も玄冶の道理にかなった言には返す言葉もなかった。玄冶はさらに言葉を続けた。「このような医学的知見は、医者が長年辛苦の末ようやく得ることの出来るものです。かかる治療は又起死回生の高度の技術でもあります。仮にも素人が口出しするなどということは、現に戒めなければなりませんぞ。」と声を励まして叱咤する如く言ってのけた。春日は唯恥ずかしそうに引き下がったということである。この話の真偽はふめいであるが、この中に含まれる意義は決して小さいものではない。…」とある。

 

2012.11.24 旧ブログにて投稿

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サプリメントを沢山飲んで大丈夫?

健康志向の風潮で健康食品、サプリメント、千振などの民間薬や漢方薬などを身体に良いからといってやたらに飲んでいる方が多い。今怖い事に、やたらに服用したために思いがけない害作用が多く出ている事です。

最近ではメタボの人が多く、痩せる漢方薬を出してくれという人もいますが、糖尿病・高脂血症などの成人病や肥満は適切な運動と食事療法が大切で、その次が薬物療法です。

大切な事は、漢方薬とサプリでは基本的な考え方に大きな違いがあるということです。漢方薬は漢方という医学に基づいて診察して出されるもので、症状だけ聞いて診察もせずに、例えば花粉症なら小青竜湯、風邪なら葛根湯といったワンパターンの薬の出し方はちゃんとした使い方ではありません。漢方はその人の体力・体質を考えて、本当に小青竜湯や葛根湯で良いかどうかを漢方の考え方で診断し、この人の症状には葛根湯より麻黄湯が合う、といった判断をして投薬します。従って、風邪のウイルスの感染力や毒性も沢山あるように、罹る人もそれぞれ体力・体質が違うと症状の出方も変わります。

診察するのは、如何に短期間に治癒してダメージを少なくするかにあります。的確に診断し適切な投薬をすると、インフルエンザでも数時間で治癒する事ができます。頻用する百数十種類の漢方薬が、医療用エキス製剤として、健康保険が使えます。漢方医学も全国の医学部で教育が行なわれ、日本東洋医学会の認定資格を持つ漢方専門医も二千人以上おります。

 

2012.9.25 旧ブログにて投稿

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