月曜日の夜、八丁堀から車で帰って来て、家の前は10cm位の雪が積もっていたので、雪掻きをし、地下の車庫に車を入れ、一杯飲みながら食事を済ませ、ふと車に忘れ物をしたと思って降りて行ったら、雪で足を滑らせ肘から腕をぶつけてしまった。
23【当帰芍薬散】、25【桂枝茯苓丸】、61【桃核承気湯】、89【治打撲一方】、105【通導散】等は瘀血(古血の事)を取る薬で、体力の程度と障害の程度を勘案して使う薬の種類を変える。驅瘀血剤(古血を取る漢方薬の事)は瘀血を便から出す、だから下痢となる。89【治打撲一方】で、打撲をした時に使う。
火曜日から89【治打撲一方】を飲み出し、しかも2方づつ飲んだ。大黄が入っているので当然下痢すると思ったが、手の痛みや痺れが取れて来たが下痢はせず、まだ足りないのかと思っている。木曜日にはゴルフが出来るかも知れないと感じる位に回復!! でも今日はお休み!休息日にした。
更に強い薬に105【通導散】がある。これは、昔、鞭打ちの刑にあった人に用いると、痛みや傷が治るとされている。大学病院勤務の時に、膠原病の患者さんに使って、治癒した経験がある。
打撲した事を娘にメールし、打撲に用いる漢方薬にはこんな物があると書いたら、彼女が何時も便秘の時に飲んでいる61【桃核承気湯】も出てきて「エ!61で打撲にも効くの?」と言うと返事が帰って来た。桃核承気湯は生理痛や生理不順、月経前期症候群にも使えるとメールを返した。
漢方の世界はこれだから、面白い!!
2011.2.17 旧ブログにて投稿