私の時代は、お酒に関しては余り厳しく無く、未成年でも飲ませて貰っていた。今では全く許される事ではないが、フランスでは子供でもワインをよく飲んでいると聞く。親父がレストラン向けの食料品の卸をしていた関係で、酒には親しい環境があった。それ程、呑ん兵衞ではないのだが、和食には日本酒、中華料理では紹興酒、イタリア料理にはイタリアワイン、フランス料理にはフランスワインを選ぶ事が多い。どちらかと言うと、食事を美味しくいただく為の選択である。従って、食事の邪魔にならない、淡麗辛口の日本酒や辛口のワインの方が、食事に会う様に思う。女房は山梨出身で、最近B級グルメでチャンピオンになった鳥のモツ煮を作ってくれる事がある。山梨の蕎屋等で食べるモツ煮はやや甘目で、これだと言うものに当たった事がない。しかし、一番美味しい鳥のモツ煮は女房の作ったものである。これが、また日本酒に合うのである。皆様に食べさせて上げられないのが、誠に残念である。食べすぎ飲み過ぎは身体に毒であるが、バランスを良く考えて召し上がれば問題ない。「酒無くて、何でこの世が浮世かな。」である。
2010.12.21 旧ブログにて投稿