診療所(医院・クリニックを含めて以下診療所そ呼称する)には、有床診療所と無床診療所とがある。有床診療所は入院出来るベッドが19床までで、19床以上の入院設備を持つ場合を法律上、病院という。病気を治す医療機関を病院と呼んでいるが、正確ではなく、新聞を含めマスコミでは、間違った呼び方をしている。病院も高度先進医療を担当する病院、地域病院の様に急性期医療を中心に診る病院(保険上、14日以上の入院が、難しくなっている。)回復期リハビリ病院は3ヶ月までの入院を原則としており、リハビリが途中でも転院の話が出て、療養型病院に移るように言われる。地震の20km、30kmという退避地域の決め方と同じで、個々の実態に合っていない場合が多い様に思える。病院は経営上、ベッドの稼働率を上げなければならない。医師や看護師の人員も目一杯で働いている。今度の様な震災が起こっても、人員を割く事が大変難しいと思う。公的な病院は、今回の様な状況を配慮して、派遣出来る医師・看護師・事務員に余裕が持てる医療保険制度を構築しなければならないと思う。病院の役割は入院治療であり、外来機能は診療所を通して紹介型を取る様に制度設計がなされている。診療所(医院・クリニック)は外来中心に、家庭医としての全体管理を行っている。私の所では、養生法を含め健康維持管理に心を砕いている。
2011.4.18 旧ブログにて投稿