煎じ薬の健康保険調剤ができなくなる日!

数年前より、漢方エキス製剤製造メーカーが、漢方エキス製造が不採算になったため、部門を他の会社に譲渡したり、不採算製品の出荷制限や停止を行なっていると聞く。更に追い打ちを掛ける様に漢方生薬原料が高騰し、必要な生薬が健康保険薬価では、納入できなくなり、全体的に赤字になりつつあり、保険調剤薬局を辞めた所まで出てきているという。早晩この傾向が続くと健康保険による生薬治療が出来なくなる恐れが大である。がん、パーキンソン病、脊髄空洞症、小脳変性症等、難病の神経疾患、SLE、強皮症などの膠原病、重症アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬症の難治性皮膚病、統合失調症やうつ病と言った精神疾患等の多くの患者さんが、生薬治療で治癒したり改善したりしている。この治療法が無くなることは、日本の医療にとって大きなダメージとなる。国策として、生薬治療を守って頂きたい!!

 

2013.1.15 旧ブログにて投稿

カテゴリー: 旧ブログ内容 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です