福島原子力発電所の事故に見られる危機管理能力の不足。

数年前に、東京電力が高幡不動駅の近くの住宅地に変電所を作ると言う事で、健康被害も含め、医師会としては反対運動を展開した。東電の説明会に出席したが、その説明は官僚そのもので、科学的根拠も提示せず、自己の必要性のみを強調して「作るのは行政も含め決定事項である」として遂行した。この体質は今回の事故にも同じ対応をしている様に感じた。危機管理は想定される全ての可能性を提示し、それに対する対策の可能性を開示する必要がある。メルトダウンが起きている事は最初から想定出来た訳であるから、最悪な状態に対するシナリオプラニングをしなければいけないと思う。この点を明らかにしてない事が、国民の不安を煽っている。医療も危機管理を如何に上手くするかと言う事が重要である。安心安全が生活には一番大切である。

 

2011.5.17 旧ブログにて投稿

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