又々、漢方薬の健康保険給付除外か?(漢方薬の保険除外)

財務省は以前から、薬剤の保険給付にランキングを付けて、保険給付費の提言を図ろうとしてる。これは、医療機関が出した薬剤は一旦自費で払い、その後、給付料率によって還付される方式である。従って、先ず全額を支払うと言う事で、その時お金の無い人は受診出来ないということになる。「軽症な患者は薬局で薬を買い、重症になったら医療機関に掛かるのが合理的だ」と考える識者?がいると言う。狂気の沙汰である。全ての症状は風邪症状から始まり、その後に重症化してくる。初期に治す事が如何に経済的で、大切な事は誰でも分かると思う。寿命を病気になる事によって、カンナで削っている。早く治す事が長生きの秘訣である。角を貯めて牛を殺す考えだ。元気な人は病気に対する洞察が鈍い。分からない事は専門家に聞くべきである。今、プロに対する遣い方が分かっていない。

 

2011.6.6 旧ブログにて投稿

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梅雨入りか?

今日は何故か疲れている人が多い。雨が続き、湿気が多くなるとそれだけで怠るくなる。湿気が多く汗も十分にかかないため、水のバランスが崩れやすく、眩暈になったり、吐き気がしたりという人が多くなってきている。水のバランスは命のバランスを保っているといっても良いくらいで、大切なものである。水気をコントロールして、梅雨を元気で乗り越えて欲しい。

寒過ぎても暑すぎても体調を崩す。気持ちのいい状態と悪い状態の差が、ストレスとなる。何時も気持ちのいい状態の時はストレスがない状態である。

心も身体もストレスのない状態が、一番良い状態であると思う。

 

2011.5.28 旧ブログにて投稿

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福島原子力発電所の事故に見られる危機管理能力の不足。

数年前に、東京電力が高幡不動駅の近くの住宅地に変電所を作ると言う事で、健康被害も含め、医師会としては反対運動を展開した。東電の説明会に出席したが、その説明は官僚そのもので、科学的根拠も提示せず、自己の必要性のみを強調して「作るのは行政も含め決定事項である」として遂行した。この体質は今回の事故にも同じ対応をしている様に感じた。危機管理は想定される全ての可能性を提示し、それに対する対策の可能性を開示する必要がある。メルトダウンが起きている事は最初から想定出来た訳であるから、最悪な状態に対するシナリオプラニングをしなければいけないと思う。この点を明らかにしてない事が、国民の不安を煽っている。医療も危機管理を如何に上手くするかと言う事が重要である。安心安全が生活には一番大切である。

 

2011.5.17 旧ブログにて投稿

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塩船観音。

5月12日のゴルフの帰りに「ツツジの名所があるので見に行こう」と言われて、青梅にある塩船観音に行った。盛りは、連休中だったかもしれないが、写真の様に全体には凄く美しい景色になっていた。塩船観音は国・都の重要文化財であった。来年は、連休を目処に行きたいと思う。

 

2011.5.12 旧ブログにて投稿

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灯りの消えた銀座!!

久しぶりに昨夜、銀座のレストランで知人と食事をした。ビルの10階にあるこのレストランからの夜景は、恐らく震災前は銀座のネオンが瞬き、絶景だったと思う。今、銀座は人通りも途絶え、ネオンも自粛してその輝きを失っている。期待していったレストランでは、外国人シェフが原発騒動で早々と帰国してしまい、室内は閑散としていた。

ワインはそこそこ美味しかったが、料理は首を傾げるものが多かった。観光日本を目指し震災前の銀座通りは、中国人に占拠されているのではと思われるほどの賑わいであったが、今は閑古鳥が鳴いている。色々なところで自粛して、日本は正に【灯のない銀座】の様である。そういう時こそ、お祭りを遣って、邪気を払い、生気を取り戻す必要があると思うのは私がだけであろうか?

 

2011.4.26 旧ブログにて投稿

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姫林檎。

東京駅から八丁堀クリニックに行く途中に、高速道路がある。江戸時代はこの地域は掘割が多く、船で材木を運んだ関係で、材木屋と大工職人が多い町であった。高速道路の所に、楓川という川が流れていた。子供の頃に、この川でフナや鮠を取っていた。ここに架かっている橋が宝橋である。この橋の袂に姫林檎の木が植えてあり、今が花盛りである。実がなると、鳥が沢山来て啄んでいる。

 

2011.4.19 旧ブログにて投稿

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病院と医院・診療所・クリニックの違いと役割。

診療所(医院・クリニックを含めて以下診療所そ呼称する)には、有床診療所と無床診療所とがある。有床診療所は入院出来るベッドが19床までで、19床以上の入院設備を持つ場合を法律上、病院という。病気を治す医療機関を病院と呼んでいるが、正確ではなく、新聞を含めマスコミでは、間違った呼び方をしている。病院も高度先進医療を担当する病院、地域病院の様に急性期医療を中心に診る病院(保険上、14日以上の入院が、難しくなっている。)回復期リハビリ病院は3ヶ月までの入院を原則としており、リハビリが途中でも転院の話が出て、療養型病院に移るように言われる。地震の20km、30kmという退避地域の決め方と同じで、個々の実態に合っていない場合が多い様に思える。病院は経営上、ベッドの稼働率を上げなければならない。医師や看護師の人員も目一杯で働いている。今度の様な震災が起こっても、人員を割く事が大変難しいと思う。公的な病院は、今回の様な状況を配慮して、派遣出来る医師・看護師・事務員に余裕が持てる医療保険制度を構築しなければならないと思う。病院の役割は入院治療であり、外来機能は診療所を通して紹介型を取る様に制度設計がなされている。診療所(医院・クリニック)は外来中心に、家庭医としての全体管理を行っている。私の所では、養生法を含め健康維持管理に心を砕いている。

 

2011.4.18 旧ブログにて投稿

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桃源郷。

桃源郷の短いシーズンに桃と桜、花桃が百花繚乱のごとく咲き乱れている。

女房の実家が山梨にあり、山梨を何回も訪れていますが、この季節に巡り合った事がなく、初めての光景である。是非、見に行って下さい。この場所は、一宮から勝沼に向う途中である。甲府の方もハウス栽培が多くなって、減ってはいるそうだが、未だ未だピンクの絨毯の様に美しいとの事である。

 

2011.4.14 旧ブログにて投稿

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被災地の動物の扱い。

鳥インフルエンザの時も口蹄疫の流行の時も、総ての鳥や牛は殺処分にされる。これを人間に当てはめると、誠に恐ろし事になる。感染症は、総ての対象が完全に感染して死に至ると言う事は無い。個々の抵抗力に応じて、生き残る個体は沢山ある。一概に死を与える事が良いとは思えない。対策が無い訳では無いだろう。今回も、被災地にいる牛を残して行く事は、家族と同様な生き方をしている方々には耐え切れない問題である。牛も一緒に移動させる事が出来ないものであろうか?

 

2011.4.11 旧ブログにて投稿

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4月8日。

4月8日はお釈迦様の日で、甘茶でお祝いする。

昔々、紅顔の美少年?だった頃、中学の生物学の長内先生からの依頼で、標本として同窓生の東海汽船の石川さんがオオミズナギ鳥を番いで寄付されたのだが、実物が生きたままなので死ぬまで飼ってくれというお話だった。鴨より少し大きいぐらいのもので、犬や鶏は飼った事があるが、野生の鳥を飼った経験はない。南方の島で山の木の根元に巣を作り、其処から飛び出しカツオの群れの上空で円を描き、鋭い爪でカツオを取り巣に持って帰るという。動物園で飼育しても1カ月しか生きていないという難しい鳥で、生き餌しか食べない。現在の八丁堀クリニックに住んでいたので、魚河岸が近いが生き餌はない。10月の中頃であったので、同級生が魚河岸にいたので、小魚を分けて貰って、飼育に取り組んだ。生しか食べないので、置いておいても見向きもしない。仕方が無いので、鋭い嘴を無理無理開けて小魚を突っ込んだ。なんやかんや悪戦苦闘して一ヶ月が過ぎ、ある時ポロっと落とした小魚を、自分から食べるようになった。ガー子とピー子と名付け、家族で可愛がった。12月27日にガー子は亡くなり、それからピー子は4月8日に亡くなった。4月10日に学校が始まった時、記者の人達が来て話を聞かれたが、その後の記憶はない。

母が亡くなったのも、3年前の4月8日である。余りにも多くの思い出があって、ここでは書ききれない。本当に心から愛して貰ったと思う。感謝、感謝である。

 

2011.4.8 旧ブログにて投稿

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